不安の感情を認めよう

ほとんどの人は悩みや不安を抱えながら生きているが、これが仕事となるとより大きな不安やストレスとなる上に気軽に相談できない場合もある。悩みのほとんどは原因がはっきりした物であるため対処はしやすいですが、不安は自分で対処できる物ばかりではないだろう。しかしそんな不安を抱えたままでは精神的に良いはずないので、できるだけ早急に不安解消法を見つけた方が良い。

そのために、まずは不安をこれ以上大きくしない事が大切だ。と言うのも不安は打ち消しても打ち消しても次の不安が押し寄せてくるため、完全に消すのは難しい。その為、不安を感じても不安に感じるのは当たり前と自分を認める事で、不安を大きくする事が防げるのだ。また仕事の事を考える時間と何も考えない時間の両方を意識して持つようにするのも効果的である。

不安を感じやすい人は他人の目を気にしすぎる傾向があるものだ。特に他人の言動や表情、しぐさを細かく観察する傾向が強く、よく気がつくのだが、この時ネガティブな気持ちでいれば状況を歪んで捉えてしまって、より不安に襲われやすいので注意が必要である。ネガティブな人がいきなりポジティブになるのは難しいが、少しでも他人を深読みするクセがあることを認めるだけで大分不安は解消される。それでも他人の言動が気になれば、ゆっくりと深呼吸を繰り返して心をおちつかせてから他人と接するといいだろう。他人はあなたが思っているほどあなたを気にしていないのが真実である。自分が重きを置く軸を、他人から自分自身に少しずつ移行させていくといいだろう。